2011年05月10日

猫のフィラリア症について

猫フィラリア.jpg

フィラリア症の予防と聞いたら、
犬のことを思い浮かべるかたがほとんどだと思います。

実際、獣医師も近年まで猫のフィラリア症のことを
飼い主様にお伝えすることがほとんどありませんでした。

猫のフィラリア症のことがクロースアップされ始めたのは、
近年になってからです。

最近のデータ(2010年)によると猫の10頭に1頭が
フィラリア幼虫に感染していたことがあるようです。
しかも感染率は地方(11.5%)でも都内(11.0%)でもほぼ一緒。

フィラリアとは、蚊を媒介にして感染する寄生虫です。
猫は免疫の関係で成虫まで成長することはあまりありませんが、
幼虫が原因で肺炎を起こしてしまいます。
仮に成虫まで成長してしまいますと心不全となり、
重篤な症状をを引き起こしてしまいます。

今まで原因がよくわからなかった猫の肺炎は
実はフィラリア症だったのかもしれません。

フィラリア症を発症すると、呼吸困難・咳・嘔吐・食欲不振など
がみられ突然死をまねくこともあります。

有効な検査キットがないので診断するのが難しく、
予防が大切な病気の1つです。

犬のように血液検査が必要なわけではなく、
症状がなければお薬を処方することができます。

月1回、背中に予防薬を垂らすだけ。
しかも、ノミ予防やミミダニ・消化管内寄生虫駆除もできる優れものです。

当院では猫も犬と同様、フィラリア予防
(5月下旬から12月下旬まで、8か月間)をお勧めします。
posted by rose-ah at 06:55| Comment(0) | 循環器(心臓病)について
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: